村上選手56号

 

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6440552

 昨日、最終戦でヤクルトの村上選手が56号を打ちましたね。これで王さんの記録を超えました。この記録達成の前に村上選手と野村監督が会う映像が流れてて、野村監督が王貞治さんにホームランを狙って打ってるか?って聞いたら、狙って打ってないと、ホームランを狙わずに自分のスウィングを信じて打てば勝手にホームランになっていたとのエピソードを話されていました。この境地に至るまでにどんだけの練習の積み重ねや試行錯誤、鍛錬があったのだろうと思い、ただただ感嘆しました。サッカーでも子供たちが必ずぶち当たる壁は人から評価をもらう事です。良いプレーをしようとするとプレーが萎縮し、自由なプレーというのが出来なくなります。人の評価を気にせずにサッカーを楽しんでいる姿を見ると自由を感じてこの子は伸びるな〜と思います。でもそういったセレクションの場所に行くとまた人の目を気にしてしまい、本来のプレーができません。

 評価とプレーの関係性ですが、もちろん人の評価がなければ上にはいけません。Jリーガーになるのもスカウトの目に留まらなければプロへの道も進めません。ですが、それを意識すると良いプレーはできません。ではどうするべきか?僕は思いっきり楽しめと言っています。自分もそうしてきました。人の評価?そんなものは後回しだ。自分がこの高いレベルでサッカーができる事に感謝し、思いっきり楽しんで来い。それでダメならまた練習あるのみだと。どうやったらサッカー選手になれますか?と聞かれても返答は厳しいですが、なれないと思って頑張って下さいと言っています。誰だってなれません。ただ、サッカーが好きで楽しくて夢中に一生懸命やっていると、もしかしたら希望が見えてくるかもしれない。その希望は時の運でいつでもどっかに行ってしまうし、突然やって来たりもします。

 自分も中学校の時に中国地方の選抜として全国大会に出場することができましたが、上手な選手をたくさん見てサッカー選手の夢をあきらめる大会となりました。こんな人たちに敵うわけがないと。ですが、岩国高校という地元のサッカー部で夢中になってサッカーをやっていると突然スカウトマンが名刺を持って挨拶に来られました。そして中国大会が終わって2週間後にはスカウトマンと強化部長がお二人で学校に来られて正式にオファーを頂きました。

 現在の職業である建築設計をする時もサッカーと同様に頑張りたいと思っています。自分が夢中になってこんな空間が良いのではないか?といったことを一生懸命に考え、勉強し、実践していく。そうすることでより多くの人に感動を届けられるかもしれないと。スポーツから学んだことは自分にとって人生の指針となっています。

村上選手おめでとうございます!そしてありがとうございます。

 

関連記事一覧

PAGE TOP